消費者金融でお金を借りるには年収のどのくらいまで借りれる?

消費者金融でお金を借りようと思ったら、年収、勤務先、勤続年数、居住形態などを知らせて、信用情報機関から過去の借り入れ状況をチェックして審査を行います。

一番重要になってくるのは年収です。

以前は年収に関係なく返済さえ問題なければ借入ができました。借入総額の規制もなく、複数社から借り入れもできたので借金の返済を他社から借りて返済する人が出てきました。これでは利息にいくら支払っているのか分かりません。借りる金額が増えるほど利息は増えていくので、毎月の支払のほとんどは利息分を払っていて元本はあまり減っていませんでした。そのため借り入れは増えていき借金が膨らんできて払えなくなり自己破産になる人が増えてきました。

こういった状況を防ぐために平成18年に賃金業法が改正されました。平成22年から完全施行になり、年収の3分の1までしか借り入れができなくなりました。そのため借入時には年収が分かるように「年収を証明する書類」の提出が必要になりました。そして賃金業者側は借り入れを申込んだ人の返済能力や借り入れ状況のチェックすることが義務付けられたので、源泉徴収票や課税証明書、確定申告書(写し)などの収入証明書が必要書類になりました。

賃金業者からの借入総額は年収の3分の1までとなっています。それ以上の借り入れは返済が困難になり、返済しようと思うと日常生活に支障をきたします。返済に追われる生活は、できる事なら避けたいですね。そうならないためにも返済できる範囲でどうしても必要な分だけお金を借りましょう。

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